御空が真っ暗になってきた頃、どうしようもなく寂しい時ってあるよね。でも、話す相手は居なくて、だからこっちに来たのにこっちにもおしゃべりして気を紛らわしてくれる友達がいない。
誰かの一番になるってすっごく難しいことなのに、みんなにはそれぞれの一番がいて。だから、俺の居場所なんてない、むしろ邪魔なだけ。
仲良くなりたい、そう思って声を掛けるんだけどいつも空回り。
仲良くなりたい、そう思って一生懸命いっぱい喋るんだけど、君たちの大切な人や仲良い人と喋ってる時の方が楽しそう
ごめんね、会話にも混ざれなくて、そしていっつも気を使わせちゃってごめんね。邪魔だよね、君たちはすっごく優しいからそんなこと思ってもないんだろうけど、明らかに僕と言う存在は邪魔でしかなくて、それが本当に申し訳なくて。
だから変に空回りしないよういつもみんなの楽しそうな背中を見ながら一歩後ろをひたすら歩くんだ。
でもね、ちょっとだけほんのちょっとだけ寂しいって感じちゃうんだ。みんなの背中を見て歩くと決めたのは僕なのに、勝手に寂しがっちゃうんだ、ごめんね。
勝手に人を求めて、勝手に寂しがって、こんな俺でごめんね。
どうか、こんな自分勝手な俺を抱きしめてくれる人が出来ますように。
身勝手なお願いでごめんなさい、神様もきっと呆れちゃったよね。
なにも無い俺はきっと神様に無理を言ってこの世に生まれたんだと思う、我がままたくさん言っていっぱい駄々を捏ねて、でも神様は優しいから俺の願いを叶えてくれたんだ。だから、俺は生きてるんだと思う。
元々生まれる予定の無い俺だから、きっと何も持たずに生まれたんだ。でも、それは神様のせいじゃなくていっぱいいっぱい神様を困らせた俺のせい。
でもね、ごめんなさい、本当にどうしようもなく寂しくて寒いんだ。指先から凍えてくんだ、お願い助けて