それ、とは何とありましょう。
雪でしょうか?
涙でしょうか?
はたまた、恋でしょうか。
BLに関する雑談をしたり、BL要素を含む成りきりの募集をしたりするための掲示板です。
それ、とは何とありましょう。
雪でしょうか?
涙でしょうか?
はたまた、恋でしょうか。
嬉しいこと。
それは朝起きたら可愛らしいお声の鳥さんが鳴いていたとき。
それはお気に入りの紅茶を淹れたとき。
それは旧友と久々にお喋りしたとき。
それは、あなたが笑ったとき。
悲しいこと。
それは、読んでいた本が最終回を迎えたとき。
それは、大切なぬいぐるみが怪我してしまったとき。
それは、仲良しの友達が泣いているとき。
それは、待ち続けているあなたを見掛けたとき。
僕はひらひら、自由に旅立つんだ。
この大きな世界へ、水で身体を重くしながら、自由になる。
だからもう待たないように、お手紙を書いたよ。
僕たちだけの秘密の小道。そこを抜けて、鳥さんのお家から鍵をかりたら、三角屋根の白い箱。その中に、僕のすべてを詰め込んで。
ね、きっと見付けてね。
白いベッドは心地いい。
お姉さんを困らせて、
ちょっぴり怒られちゃった。
でもこれで、忘れないでくれるかな、なんて我儘。
ひみつだよ?
本当の、本当はね。
一緒にいたかったのかもしれないよ?
ふふ、嘘だよ。
これは、僕がさよならを言うまでのおはなし。
あなたが気付くのが早かったら、本当のこと全部言ってあげるね。
僕が言うのが早かったら、もう待っちゃだめだよ。
旅立つまで、あとどれくらいだろう。
昨日は見掛けなかった。
流れるお星様に、お願いしたからかな?
あなたが辛くなるなら、忘れてしまってもいいんだよ。
普通の子になれたら、あなたからのプレゼントも素直に喜んでいられたのかな。
楽しい、それだけで一緒にいられたのかな。
未来も、違ったかな。
きっといろいろ、違ったのかな。
素直になれたら、きっと
おはよう。毎日お話しようと思ったのに、起きたらこんな時間になっていた。
ねむいなぁ…
あなたがね、冗談だよって笑いながら起こしてくれる夢を見た。
一生のおともだち。ずっと離れないって約束した、僕の大切な人。
でも今はもう、ひとりぼっちなんだなぁ。
本当はね、一緒にいたかったよ。
離れたくなかったし、あなたとなら幸せになれそうな、そんな気がしたんだ。
待ってくれているあなたをみるのが辛くて、痛くて。でも、確かに嬉しかった。
あなたはもういないけれど、あなたが幸せに生活しているならそれでいい。
幸せ。僕は幸せだよ。
あなたに出会える人生を辿れる僕は、出会えなかった人生を辿る僕よりも幸せだ。
あなたのお陰で、すべてに感謝できるような、優しくなれそうな気がするんだ。
愛していたよ。
ふふ、なんて、嘘だよ。
あなたは見付けられないから、見付けられる筈がないから、嘘だよ。
見付けられないなら、どうかずっと見付からないままで。あなたの幸せの妨げになったら、僕が僕を許せない。
とうとうあなたを見掛けることはなくなってしまったけれど。どうかこのまま、苦しかった記憶は放って忘れて、あの頃のあったかくて幸せな思い出に包まれていて。
醜い僕に蓋をして。あんなの、僕じゃないから、だから。
月が綺麗だねって言葉があるけど、僕はずっと、星が綺麗って言ってたよ。あなたはきっと、言葉通りの意味だと思っていたんだろうなぁ。それか、月が綺麗の遠回しな言い方だと思ったのかな。
それなら、分からないままでいてよ。これは僕の、ちょっとした八つ当たりだから。
そろそろ、さよならを言わないと。
時間切れ、あなたは見付けられなくて、きっと新しい人の隣で笑ってくれているだろうから。…さよなら。
本当は、飛んで会いに行きたかったよ。
本当は、あなたの匂いに包まれていたかったよ。
本当は、隣にいるのは僕がよかったよ。
…ほんとうは。
さよならなんて、嫌だよ。見付けてよ。無理な我儘でも、受け入れてよ。僕は甘え方を知らないから。…あなたが甘やかしてよ。
本当は、本当に、あなただけだよ。