舞台の学園は男子校、家柄が良い生徒が多く存在し、中でも家柄の高い順からスクールカーストの序列が決まる。上位の人間は授業等まともに受けてはいない。中には一般家庭の学生もいるが大体がこのカースト制度が原因で退学していく。
日本で三本の指に数えられる財閥の息子であり勿論この学校の頂点である俺には生徒も教師も何も言えない。
俺の言う事は絶対。逆らったら即潰す。
俺以外の人間は奴隷だ。
特にお前、カーストは俺に次いで二番目だったっけ?犬みてぇで大好きだぜ。俺の言った事絶対守るし、直ぐに願い叶えてくれる。従順な犬は愛でないとなぁ?
そんなお気に入りのお前のケツに無理矢理ローター突っ込んでわんこ遊びしてやったりとか、全裸にして廊下お散歩してやったりとかしたなぁ、まあ俺の機嫌が悪い時に限ったけど。
だけどある日突然俺に日常は脅かされることになった。
なんと、俺の親の会社が多額の借金を抱えてしまいそれを返済するためにお前の親に金を全額負担してもらっただとか。
ふざけんな、ふざけんな。俺がお前に借りを作ったのと同じじゃねえか。ふざけんな死ね。
日常は変わらない、なんてことはなかった。
今までへらへらしていたお前の裏の顔は黒も黒、腹黒で最悪な性格の持ち主だった。
お前の言いなりになることになった。俺が此奴に見放されれば俺の日常は完全に終わりを告げる。
だったら秘密が一つ増える程度なんてこと無い。
俺はお前の玩具になることとなった。
なあ、今俺を見下ろしているお前は、誰だ?
募/攻めのNO.2 提/受けのNO.1