「折檻だからな。」なんて言い放って自分勝手に俺に欲を吐き出す主人を探している。
...なんて言ってみたが、左利きの主人であればどんなのでもいいんだ。
いつも通りひとりじゃ何も出来ずに俺の名前を呼んで、すぐベタベタ引っ付いてくるような頼りないご主人でもいい。たまには男らしいところも見せて欲しいものなんだがな。
ま、うるさいアイツならどんな奴でも話しかけてきてくれないか?こちとら暇なんだ。
こいつじゃないと嫌だ。そう思ったら部屋でも作って鍵をかけて閉じ込めてやろうか。
腹が減ったなら料理を作ってやる。ムラついたなら俺が相手をしてやる。自分で言うのもなんだが、こんなにいい男はいないぞ?
なぁ、______。
瞳に映るはお前の主人。尋ねれば答えよ、命じれば頭を垂れよ。『____________。』