デュラララチャット(仮)BL掲示板

……あ？てめぇみたいな奴がこんな寂れたスラムになんの用だよ

…はぁ？迷子？……俺を馬鹿にしてんのか､てめぇが馬鹿なのか……はぁ…着いてこい､今回だけ案内してやる

……俺の事？…知って何になる……あー分かった分かった教えりゃいいんだろ……

ユウ

身長185cm/普段から黒い服を好んでおり､適当に拾った深緑色の上着を羽織っていてフードを深く被っている/見た目は真っ黒な黒髪に青のメッシュ､目の色は長い前髪のせいで片方しか見えず薄い青色/スラムの何でも屋的な存在であり､スラムの住人たちとも仲が良くいざこざの解決や相談などを一手に引き受けているスラムの長的存在/迷い込んできた人間を送ってやる等優しい面もあるが敵対する人間には容赦は無い/戦う時は基本パルクールをベースとした動きでナイフや銃を使いこなす/

……ほら､教えてやったろ､分かったら帰れ
…お前のこと？別にマフィアのボスだろうが､何処ぞの社長だろうが､国王様だろうが､興味ねぇよ
てめぇじゃ､俺の望みは叶えられねぇ

……分かったらもう来るんじゃねぇぞ､こんなスラムになんざな

俺はもう少しお兄さんの事知りたいけどな〜？
迷い込んだ俺を送ってくれるくらいには優しさはあるみたいだしさ
ね、もう少し話してみない？

…お前､図々しいって言われたことねぇか？
こちとらわざわざ優しくスラムの入口まで送ってやったんだぞ(呆れたように深く溜息をつきながら

図々しい…あまり言われないかな？
ここまで送ってくれた優しいお兄さんだからこそだよ、もう少し話そうよ（にこにこと人あたりの良さそうな笑を零して。）

……ならてめぇの身分くらい明かしたらどうだ？
俺はちゃんと教えてやったろ(人あたりの良さそうな笑みに肩を竦めて

身長156cm/服装は白い長袖のシャツにベージュのズボン、上から淡い水色っぽいカーディガンを羽織っている/見た目は赤茶っぽい髪色で前髪は目に掛からないくらいの長さ、襟足が少し長いため後ろで結んでいる。肌は白い方で目の色は薄い赤色/友人関係は広く、誰とでも仲良くなる人懐っこい性格で常に笑顔/家庭のことはあまり話したがらず自身を多少は守れるくらいの護身術は出来る

……それで？
俺に何か用なのかよ？(相手を見下ろしつつ首を傾げて､フードを片手で押さえては被り直して

俺ね、家に帰りたくないんだよね
お兄さんのところで住みたいなぁってさ？（首傾げてはじぃ、と相手の瞳見て。）

断る(即答しては相手の背中をグイグイと押して
おら､家出野郎はさっさと帰れ

えぇ〜…ケチ（むくれながらも帰るふりをし、途中にあるベンチに腰掛けてたどうしようかな、なんて考えて。）

ったく…あ？いいんだよ､あんな表のやつわざわざスラムに引きずり込む必要ねぇだろ(仲間に問い掛けられてはそう答えつつスラムの奥に消えて

ふぁぁぁ…（大きなあくび零してはベンチの上で丸まり、空に浮かぶ月を眺め。）

………はぁ……やっぱりお前の方が馬鹿だな(数時間後､うたた寝をしている相手を見つけては呆れたように溜息をつき見下ろして

んん…（気配には疎いのか得に気付くことなく寝息たて。）

………(暫く見下ろしていたが小さく溜息をつき相手の身体を持ち上げてはスラムの奥にある自分の家に入って､ベッドに乱雑に寝かせてはソファに横になって目を閉じて

…っは、寝ちゃった…って、ここどこ！？（がばりと起き上がれば周りを見渡して。）

……寝起きから､騒がしい奴だ……(相手の声と気配に目を覚ましては眠そうに呟いて体を起こして

あれ、お兄さん…？てことは、ここは…（パァと表情緩ませては連れてきてくれたんだ、と呟き。）

公園で寝てる奴放置するほど鬼じゃねぇよ(そう言いつつソファから下りては伸びをして

うーん…普通の人は面倒だって放置しそうだけどね、やっぱり優しいんだね（相も変わらずにこにこと微笑み。）

……放置すりゃ良かったか(相手の言葉に少し間を開けてからそう呟いて

でもそこで放置しなかったってことはね。これからどうするの？（ベット貸してくれてありがとう、と呟いては立ち上がり。）

あ？……いや帰れよ(相手の言葉に思わず真顔になりつつ冷蔵庫のドアを開けて

えー!置いといてくれるんじゃないの？（そろり、ドアの向こうを覗きながら叫び。）

んな訳あるか！(言い返しつつ適当に朝食を作って

ふーん…（隙を見て外に飛び出し。）

…はぁ…なんだったんだか…(いつの間にか居なくなっている相手にため息をついて

わぁ…すごいや（見慣れない光景にキョロキョロしながらも歩き。）

……あ？見慣れない……あいつまだスラムに……は？男に連れ込まれた！？何やってんだアイツは表の奴だぞ！(暫くして仲間からの連絡にため息をついて

…うーん…ここは何処だろう（連れ込んだ相手を眺めては呑気にそう呟き。）

…っ……何､呑気に呟いてんだ…お前……(ゼーゼーと荒い息を吐きながらドアを開けては､丁度目の前で相手が男に押し倒されていて､頭を抱えて

あれ、お兄さんだ。凄いや、よくここが分かったね?（恐怖心は見当たらず相手の顔見てはにこり微笑み。）

……はぁ…(呑気な相手に今の現状に恐怖が無いのかと思いつつ､｢……帰るぞ｣とそう言っては襲ってきた男を一蹴してのして

うん、帰る!（言われた言葉が嬉しいのか嬉しそうに相手に近付き。）

……ひとつ聞くが､家に帰りたくねぇんだな？(近寄ってきた相手を見下ろして

ん?うん、帰りたくない!（ばっと手を挙げては主張し。）

……住んでるのはここにちけぇのか？遠いのか？(はっきりいいやがった…と思いつつ歩き出して

うーん、何処だろうね!（はぐらかす様に微笑んでは相手について行き。）

……はぁ…(溜息をつきつつもまぁいいかと言うようにスラムに戻ってきて｢…嗚呼､暫く俺の家に居候するんだと｣と仲間に告げつつ家に向かって歩いて

えへへ（相手の服つかみ離れないようにしながら、キョロキョロと周りを見ながら歩き。）

言っとくが､何があっても俺は責任を取らねぇからな(家についてはソファに腰掛け､呆れたようにそう言い

あ、それは大丈夫!一応少しは護身術使えるし（えいっと腕を前へと突き出しては戦えることをアピールして。）

…ならいいが(小さく息を吐いてはソファにもたれ掛かり｢…二階が確か空いてるはずだ､好きに使え｣と短く告げて

…!いいの!?ありがとう!（パタパタと駆け足で2階へと上がっていき。）

………珍しいこと､しやがる(相手の背中を見送っては､自分自身に囁くように小さく呟いて､そのまま目を閉じて

あ、そういえば…ご飯とかお兄さん食べてないよね?どうしてるんだろう…（こっそり下へ降りては冷蔵庫の中身みて、あまり入ってないのを確認すれば調達しようと外に出て。）

……ん…(うたた寝をしてしまっていたのか目を覚ましては体を起こして｢……ねてたか｣と小さく呟いて

出てきちゃったけど…店とか何処にあるんだろう…（人に訪ねようと人影を探して。）

…あいつどこいった…(家の中にない気配に目を細めてはまたどこかに行ったのかと思いつつも一応仲間は顔を知っているため大丈夫だろうと思い

あの〜…食材とかって何処に売ってます?…あっち?あー!ありがとうございます（素直に教えてくれたことに感謝しては食材調達と機嫌よく。）

………いや､そもそも何しにあいつ外に…？(相手の目的を測り損ねており､首を傾げてはまぁいいかと立ち上がり､お腹が減ったと思っては冷蔵庫を開けて､相変わらず少ない食べ物を適当に取っては口に入れて

とりあえず飲み物と…日持ちするものを多く買って…後はバランスよく…かなぁ（買う食材を頭の中で考えながらも先程教えて貰った所へと向かい歩き。）

……とりあえず…アイツも来るなら俺の食う量を…減らすか(冷蔵庫の中を見て呟きつつドアを閉めて､そろそろ迎えに行くかと上着を羽織り外に出て

わぁ…ちゃんとたくさんある!どれにしようかなぁ…（相手がどのくらい食べるかは分からないが仲間がいたからたくさんある分はいいか、とたくさん買い溜め。）…っとと、少し買いすぎたかな（重い荷物持ち帰ろうと歩き始め。）

……いた…って何してやがる？(相手を見つけては声を掛けて､大きな荷物に首を傾げて

あ、お兄さんだ!冷蔵庫の中なぁんにも入ってなかったから買ってきた!（胸を張るようにしてみせ。）

……にしては大荷物だな､貸せ(相手の言葉に荷物を見るも､よくもこんなに買うお金があったもんだと思いつつ､片手でわしゃ､と頭を撫でてから荷物を持ってやり

わわ…重くない?大丈夫?（頭撫でられたことに瞳丸くし、きょとんとするも相手の行動に思わず顔を覗き込み。）

これくらい重くねぇ(そう言いつつ家に向かって歩いて､ふとスラムの入口の近くを通りかかっては入口で喚く女と男を見て｢…おい誰だ…あ？家族を探してる？｣と仲間と話していて､どうやらあの大人たちは家族を探していると喚いている様で

そう?流石お兄さんだ、ね…（声がする方へ顔を向けてはそそくさと相手の背中へと隠れるように移動し。）

……(背中に隠れた相手に何かを察したのか､相手を隠すように背中の上着を掛けては｢……アンタらの家族なんざ知らねぇよ､お帰り願え､ここ最近ここに来た餓鬼はいねぇ｣と冷たく言い放っては仲間が大人たちを追い払うのを見て

…ありがとうお兄さん（ひょこり顔を出しては御礼を言うや否や再びにこにこと笑顔作り、追い払ってくれた相手の仲間にもぺこり、とお礼し。）

……詳しくは知らねぇが､何かしら事情があるんだろ(そう言いつつまた歩き出して｢…ここはスラム､誰もが何かしら抱えてる､そんな奴らの行き着いた先がここだ｣と振り返り

それじゃあお兄さんも何か抱えてるんだね?（振り返る相手を見詰めては、周りを見渡してから再び相手を見遣り。）

………さぁな(暫く間が空いてからそう言ってはまた歩き出して

聞き出すつもりはないから安心してね!（今日はなんのご飯を食べようかなぁなんて呑気につぶやきながら歩く相手の後ろを追いかけ。）

…腹減った､飯食うか(家に帰ってくれば適当に冷蔵庫の中に買ってきたものを入れて､何を作るか考えて

うん!…もしかして作ってくれるの?（じぃ、と考える相手の顔を覗き込み。）

お前作れるのかよ？(そう問い掛けつつ材料を適当に出して

多少は作れるよ、自分で作ってたから!（相手が出した材料を覗き込み。）

なら手伝え(そう言っては腕をまくって作り始めて｢そっちの野菜切っといてくれ｣と

はぁい（言われた野菜を切り始め。）

……ほら(暫くして美味しそうな料理を皿に盛っては相手に皿を手渡して

わぁ、美味しそう…いただきまーす!（皿を受け取れば中身を見て瞳輝かせ。）

火傷すんなよ(そう言いつつ椅子に腰かけては手を合わせて食べ始めて

そんなに子供じゃないよ（同じように腰掛け手を合わせ。）

そうかよ(そう言いつつさっさと食べてしまえば立ち上がり｢冷蔵庫の中の瓶は飲むんじゃねぇぞ､酒だ｣と一言告げて

お酒…（興味はあるのか小さく呟き、さっさと食べ終えては食器を片付け。）

少し出る､昼前には戻る(短くそう告げては上着のフードを被って外に出て

…（相手が外に出たのを確認してはそっと冷蔵庫から瓶を取り出し、コップに注いでは一口飲み。）

……嗚呼､問題はねぇな(見回りを仲間と終えては家に向かって歩いて､｢帰った｣とドアを開けて声を掛けて

わぁ…びっくりした、!?（ほんのり頬赤くしながらも必死にコップと瓶を隠そうと。）

……さては酒飲みやがったな(相手の様子に溜息をつきつつも怒ることはせずにわしゃわしゃと頭を撫でては｢程々にしとけよ｣と

…うん、（怒られると思っていたのか相手の態度に目をぱちくりさせ、慣れない酒は眠気を誘い欠伸をすればそのまま寝落ち。）

……ったく…(寝落ちた相手を見ては呆れたように､しかし笑っては優しく頭を撫でて､ベッドに運んでは寝かせてやり

ん…ぅ、（小さく丸まるようにしては寝息たて。）

………(暫く寝顔を眺めては目を細めて､優しく頭を撫でて

…っ、あれ、寝ちゃってた…?（がばり、と勢い良く起き上がりベットの端へと縮こまればきょろり、見渡して。）

………(椅子に腰かけては足と腕を組んで眠っていて

…お兄さんが寝てるところ見るの初めてかも、（何時もは開いている瞳が閉じているのをまじまじと見ては綺麗な顔だな、なんて思っては汗を冷やそうとそっと外に出て。）

……ん(少しして目を覚ましては居ない相手を探して

ここにいるみんな、それぞれ色々抱えてる…か。お兄さんも何か抱えてるんだよなぁ（無理には聞かないとは言ったものの自分をここまで助けてくれる相手のことを知りたいと思うのは自然のことで。仲間の人達なら知ってるんじゃないかとスラム街の奥へと進み歩き。）

｢あれ？ユウのとこの居候君じゃん｣(ふと1人の仲間が声をかけては首を傾げて｢またお買い物？｣と

あ、こんばんは。買い物はさっき終わって…お兄さんのこと、お仲間さんなら何か知ってるかなって。こうやって探る、みたいなずるいやり方本当は嫌なんだけど…（と、声をかけてきた相手に近寄っては見上げ。）

｢ユウのこと？んー…何が知りたいの？｣(少し考えては首を傾げてはそう問いかけて

…お兄さんやみんなが抱えたがってること（じぃ、と相手を見詰め。）

｢……嗚呼､ユウが言ってたことか｣(キョトンとするも笑ってはそう言って｢…そうだなぁ…俺は､家族が居なくてさ､そこをあの人に拾ってもらったんだよな｣と言って

家族…（ぼそり、呟き。）そうなんだ…お兄さんって元から優しいんだね、（何かを考える素振りするも教えてくれてありがとうと笑顔で御礼を言えばその場を離れようと歩き出し。）

｢…ユウにさ､聞いてご覧よ？彼奴なら多分､今の君になら教えてくれるぜ？｣(そう言っては笑って首を傾げて

そうだね…うん、本人に聞いてみる!（元気良く返事をすればもう少し探検しようと今度こそ歩き出し。）

おい､居候のやつ……どっちだ(仲間を見つけて問い掛けては見たと言われて歩いて相手を探していて

入口の方はやっぱり活気があって、お兄さんの家はその中心より少し離れた場所…それよりもう少し奥に行くとお仲間さんたちがいて…今は、…あっ!（周りの雰囲気にきょろきょろとしながらも歩いては、倒れてる人見つけ駆け寄れば、一応と持っていた水を飲ませ。）

……おい､大丈夫か(相手を探していたが､ふと相手が助けていた男を見ては隣にしゃがみこんで

ちゃんと息はしてるし…大丈夫かな（先程より落ち着いたようで、一安心したのかほっと息をつけば隣にいる相手に顔向け。）

そうか…おい､手貸してくれ！(近くの仲間に声を掛けては運んでもらい｢…お前も､スラムの一員じゃねぇか｣と笑っては頭を撫でて

…手を差し伸べられる人には手を差し伸べたいからね（嬉しそうに微笑み。）

そうかよ(そう言っては歩き出して､｢……それで？うちの仲間に何聞いてた｣と首を傾げて

…そこまでバレてるのかぁ（観念しましたというように両手をあげてみせ。）お兄さんのこと、聞いてたんだ

俺の事？(思わぬ言葉にキョトンと不意をつかれたような顔をしてはフードを被って｢……何か掴めたか？｣と

そうだね…お兄さんが優しい人っていうのが再確認出来たや。逃げてる自分が悔しいくらいには(何も聞くことはなく微笑んでみせては大収穫、と。）

…逃げてる自分､か…(目を伏せてはフードを被り直して小さく呟き

うん?どうしたの?（こてり、首傾げ。）

………いいや(そう言っては歩き出して家に向かい

…?（不思議そうにしながらも相手の背中を追いかけ。）

……(家に帰ってきてからソファに座っては喋ることも無く何かを考えている様子で

…（疲れているのかな、と思いそっとしておこうと2階へと続く階段に手をかけ。）

……お前にとって､家族はどんなものだ(そう問い掛けては相手を見つめて

…俺…にとって、家族は…なんだろうね（珍しく言葉詰まらせては俯き、考え。）

……いいものか？悪いものか？(静かに座ってそう問い掛けて

悪いものかな（そう聞かれては迷うことなく答え。）

まぁだろうな､お前笑えてねぇし(そう言ってはフードを脱いで片目で相手を見つめて

えぇ…そこ基準なんだ（きょとり驚いては、素顔は初めて見るかななんて呑気に考え。相手の側へとより。）

こっちでアイツらと喋ってる方がよっぽど年相応に笑うんだよ､お前(傍によってきた相手を見ながら目を細めては頭をわしゃわしゃと撫でて

そう言われたのは初めてかも、（素直に撫で受け。相変わらずお兄さんは優しいね、なんて。）

………(優しい､という言葉に目を伏せてはフードを被って｢…飯作るぞ｣と立ち上がって

その優しさはどこから来てるの?お兄さん（じぃ、と立ち上がる相手を見詰め。）

…………(珍しく黙り込んでは足を止めて

何でもない!ご飯作ろー!（ぱっと表情変えては冷蔵庫の中あさり。）

………(フードを被り直しては｢…適当に作るか｣と材料を出して

野菜もちゃんととらないとね（そう言えば適当に出した野菜を切り始め。）

………(目を伏せて調理をしてはふと隠れている右目に触れて

…（じぃ、と眺め。）

……なんだ(視線を感じて横を見てはそう問い掛けて

…その目が関係してるの?（不思議そうに訪ね。）

………そうだな(短くも肯定する言葉を告げては目を細めて

…（きょとん、相手が発した言葉に驚いたのか瞳丸く。）

………なんだその顔は(静かになった相手を見てはそう問い掛けつつ料理を作って､皿に盛っては｢ほら食うぞ｣と

ううん、（首を横に振れば皿や箸を準備し椅子に腰掛け。）

頂きます(机に料理を置いて手を合わせてはそのまま食べ始めて

いただきまーす!（同じように手合わせては食べ始め。）

……聞きてぇなら聞かせてやるよ(食事を終え少ししては相手にそう言って立ち上がって

うん、（こくりと頷いては相手を見上げ。）

……俺の事､だったか(相手を見下ろしてはそう問い掛けて

そう、お兄さんのこと（瞳見つめ。）

………何処から､話せばいいんだか(小さく呟いてはソファに腰掛けて

…（床にちょこんと座れば話してくれるのをじっと待ち。）

………そうだな､最初…俺が産まれたのは､ここじゃなかった､それこそ…こことは天と地程の差があったのかもしれねぇ(目を細めては思い出すようにポツポツと語り始めて

うん（頷きながらも話を聞いて。）

………ただ､どんだけ恵まれていようが､どんだけ裕福だろうが､どんだけ権力があろうが､俺の欲求はどうしても満たされなかったんだよ(目を細めては片手の平を見つめて｢………まぁ…それで色々あって､こうなった｣と隠れている右目を片手で指さして

…?お兄さんの欲求?（よくわかっていないのか首傾げ。）

……俺から､欠けてるもの(そう言っては立ち上がって､｢……最初から無かったのか､どっかで落としちまったのか…｣と小さく呟いて

人間なんて欠けてる人ばかりだと思うけどな。完璧に全てが揃ってる人はいないよ。だからお兄さんはお兄さんで、別に何かが欠けてるとは思わないけどなぁ（なんて呟き。）

……俺は､｢あい｣が欲しい(小さく呟いては風に髪が揺れて

それは…お兄さんがその人から欲しいって思えれば、その人はくれると思うよ?（お兄さんは良いところたくさんあるからね、とボソリ呟き。）

そんなのねぇよ(窓枠に腰掛けては目を伏せて｢……俺を優しい､そう言ったな 俺が優しいのはそうすれば他の奴らも優しくしてくれる､それを餓鬼の頃に知ったからだ｣と告げては相手を見つめて

そうだとしても、その優しさに俺は救われたよ。本当に優しいからこそ、人にも優しさが持てるんだと思うけどな（眩しそうに瞳細めては微笑み。）

……お前は､諦めたような目をいつもしてるんだな(そう告げてはトンッと窓枠から降りて

それは…初めて言われた。お兄さんは俺が普段言われない事を言ってくれるんだね（驚きはせず、ただそれを述べ。）

俺にはそう見えてるだけだ(そう言っては相手を見下ろして｢…もう寝ろ､夜も更ける｣と相手の頭を乱雑に撫でて

わわ…もう、だからそんなに子供じゃないってば…おやすみなさい（髪の毛くしゃくしゃになりながらも与えられた2階へといき、ベットに丸まって寝ては目を瞑り。）

……(相手の背を見送っては小さく息を吐いて､ソファに横になって

…（小さく小さく丸まりながらも寝息たて。）

……んじゃあ､見回り行ってくるから大人しくしてろよ(数日後､相手にそう告げては家を出ていき､いつも通り見回りをしていて

はぁい、（特にやる事もなく窓の外見詰め。）

…おい､かえ……(暫くして家に帰ると明らかに荒らされたような跡と姿の見えない相手に固まり｢……隣町の連中に攫われたか…っ｣と走り出して

…いたた…お兄さんが帰って来たと思ったんだけど、ここ何処だろう（頭擦りながら目を開けると見知らぬ風景に周りを見渡して。）

……嗚呼､悪いな手を貸してくれ(仲間に声を掛けては隣町のスラムに向かって､恐らく戦闘になるんだろうと内心考えては武器を持っていき､｢よォ坊ちゃん｣と相手の傍に男がしゃがみこんで

…お兄さんの敵?…同じようなところでも人が変われば雰囲気が変わるんだね。おじさんたちは、お兄さんたちには敵わないんじゃないかな?（目の前にしゃがみ込んだ相手見上げては段々と言葉紡ぎ。）

……ふぅん？生意気な口だけは達者だな坊主(そう言っては相手を見下ろして､｢今の状況わかってんのか？｣と首を傾げては相手に拳銃を向けて

別に殺されてもいいけど…せっかく人質にとったのに意味ないんじゃないかな。人質を取らないとお兄さんたちに勝てないからこうしてるんでしょ?ここで俺を殺したら、おじさんたち負ける確率上がるよね?（にっこり微笑んでは恐怖心など一切見せずに。）

……ッチ…生意気な野郎だな…おい､適当に相手してやれ(舌打ちをしてそう言っては他の仲間が相手を押し倒して服を破り脱がせて

っ…やだ、やめて、（多少出来る護身術で相手を蹴飛ばせば見られたくないのか必死に体隠し。）

…へぇ？可愛いところはあるらしいな？(ニヤリとしては相手を無理矢理押さえつけては縛り付けて拘束して

…見ないで、（体には傷跡やら行為後の跡がうっすら残っており、それから逃げるように目を閉じ顔逸らしてはカタカタと体震わせ。）

こんなの､あの野郎に見られたらどんな顔すると思う？(けたけたと笑ってはわざとらしくそう言って､相手の跡を見下ろして

…お兄さんは、おじさんたちみたいに下品に笑う人じゃないから（キッと睨みつけ。）

っは､そりゃどうだろうな？(ニヤリとして相手のズボンに手をかけようとしたあたりでドアが吹っ飛んで

…わぁ、（ドアがすっ飛ぶ様子に目をぱちくりさせ。）

……おー……生きてっか居候(軽い口調でそう問いかけるも､激しい乱闘だったのか決して軽い怪我ではなくぽたぽたと血が地面に垂れて

ん…生きてるよ（お兄さんの怪我を見ては瞳細め、目の前にいた人たちが怯むのを見ては無理やり腕の縄解き、落ちてた拳銃拾えば敵方の足へと狙い定め撃ち。）

ならいい…(そう言いつつも拳銃を敵に向けては｢……きっちり､落とし前は付けろよ｣と呟いて､こちらに拳銃を向ける相手のボスと向き合って

…（邪魔にならないように少し離れるも何時でも飛び出して助けに行けるように様子を伺いつつも格好が格好なので適当に落ちている服拾い着て。）

………(鼻血を拭いつつ相手と同時に引き金を引いて､肩に当たったのか少し体制を崩すも､相手は頭に当たったのかそのまま地面に崩れ落ちて､｢………あー……痛てぇ｣と少しして呟いては拳銃を落として肩を片手で押さえたかと思えば､そのまま壁に寄りかかりズルズルとずり落ちて

お兄さん、無理しすぎ（綺麗かどうか確かめた水を相手の傷口に掛け、キュッと包帯巻いたり、額には濡れた布を押し付け。）

攫われたてめぇには言われたかねぇ…(そう言いつつも自覚はあるのか抵抗せずに手当てされて｢……無事かよ｣と見上げて

…気づいたら連れてかれたたんだよ、…うん、俺は無事だよ（あらかたお仲間さんの手当ても終われば軽傷な人にお兄さんを担いで貰い元の場所へ戻ろうと。）

………そうかよ(頭を乱雑に撫でては元のスラムに帰ってきて､ソファに腰かけては｢…ちょっとこい｣と手招きして

怪我してるんだから、ちゃんと休まないとダメだよ?（傷薬やらないか探しつつ呼ばれては相手の近くへ。）

……(相手の腕を引いては抱き締めて､そのまま優しくトントンと背中を叩いてやり

え、どうしたの?疲れちゃった?（おずおずと相手の髪に手を伸ばしては撫で。）

それはお前だろうが…(呆れたようにそう言いつつ｢…泣いてんだろ､さっきからずっと｣と背中を撫で続けて

…?（何を言ってんだろう、と首傾げては、泣いてないよと首横に振り。）

泣いてんだろ､ずっと(そう言っては相手の胸の辺りに手を平を当てて

…そんな事ないよ。綺麗な包帯とか傷薬とか買ってくるね（逃げるように外へと飛び出しては目当ての物探し。）

………はぁー……やっぱり俺には難しいこった…(そう呟いてはソファに横になって

…あんなに優しいのは狡い（恥ずかしさから顔赤くするように、ただ相手の傷が心配なために頭振り、「少し街の方にでないとないかな」と呟けば街の方へ足を向け。）

……｢あい｣､か…(小さく呟いては掌を見つめて､なんだか､少しは分かるような気がすると思いつつ目を閉じて

…ここで大丈夫かな（少しスラム街から離れた薬局へと入れば、包帯に傷薬、絆創膏や軟膏を買い。）

……(遅いなと思い起き上がっては､家の外に出て相手を探して

早く戻ろ…（嫌な事は立て続けに起こるなんて言われてるのを思い出し急いで帰ろうとスラム街へ足を向け。）