彼奴に出来て俺に出来ねぇことなんかねぇから俺もやる。
彼奴等に会ってから初めて知ることが増えた。
冬に見るあの赤い木の実に名前があることも、団子の味はひとつだけじゃねぇことも。
並んで寝る布団の温かさも、一緒に食う鍋の美味さも。
山ん中に居りゃ絶対に知らねぇことだ。
ずっとじゃなくていい。
ずっとじゃなくていいから、長ぇ事続いてくれりゃいい。たまに、元気かって聞けるくらいでいいからよ。
やっぱり俺達は、ちゃんと自分の足で立って生きて行こうぜ。
BLに関する雑談をしたり、BL要素を含む成りきりの募集をしたりするための掲示板です。
彼奴に出来て俺に出来ねぇことなんかねぇから俺もやる。
彼奴等に会ってから初めて知ることが増えた。
冬に見るあの赤い木の実に名前があることも、団子の味はひとつだけじゃねぇことも。
並んで寝る布団の温かさも、一緒に食う鍋の美味さも。
山ん中に居りゃ絶対に知らねぇことだ。
ずっとじゃなくていい。
ずっとじゃなくていいから、長ぇ事続いてくれりゃいい。たまに、元気かって聞けるくらいでいいからよ。
やっぱり俺達は、ちゃんと自分の足で立って生きて行こうぜ。
ねぇ、待って知り合いかもしれない…違ってたらごめんだけど
キナコとズンダ、まだ食ってねぇ。
早く食いてぇぜ。
彼奴も、彼奴も。
腹括ろうぜ。いつまでもビビってんじゃねぇ。
ここまで来たからには、終わりなんざ蹴飛ばしてやる。
やっぱり俺は、簡単に引き下がれる質じゃねぇからな。
最後まで足掻いて、大事にすんぜ。
誰か待ち?支援
ぬォッ!?…いや、誰も待っちゃ居ねぇぜ。
シエン?ってのは何だか分かんねぇけどよ、嫌な気を少しも感じねぇ。アリガトな。
そかそか、スッゴクおもろそーな奴だな笑、友達なろ
嬉しいけどよ、柵は越えられねぇんだ。悪ィ。
アリガトな。
今日は彼奴等とエホウマキっつーのを食った。
食ってる間は喋っちゃいけねぇとか、全部食うまで口離しちゃいけねぇとか。
地味に強ぇぜ、エホウマキ。
つーか結局豆食ってねぇぞ、折角ババァに渡されたのによ。
つっても、こうしてまた集まれたのは嬉しかったぜ。今度は忙しそうな彼奴等二人も呼んで、全員で団子食いてぇ。
うれしいこと、たのしいこと。
一緒に感じられんのは、すげぇほわほわすんぜ。
やりてぇことはやり尽くさねぇと気が済まねぇ。
明日も、明後日も。
約束が途切れねぇように、長ぇこと、ずっと。
ここのところ、心臓の辺りが寒ィときがある。
俺はその名前を知ってっけど、言わねぇ。
言っちまったらもっと寒くなるってことを知ってるからな。
そういうときは、雲ひとつねぇ空の下で屋根に干した布団を思い出す。
あの日はうっかりそのまま寝ちまったけど、最高にほわほわした。またやりてぇ。
次はいつ揃うのかなんか分かりゃしねぇが、また会えたときは、俺のほわほわを分けてやるって決めた。
別々のところで頑張ってる子分達を、親分が褒めてやっからな。
ほわほわ、ほわほわ。
あったけぇ、きもちい。
・・・・・・・・ふぇ?(赤面
あ?ふぇって何だ?
まァ良いけどよ。
団子。布団。火鉢。手。
もっと強くなりてぇ。
子分を、家族を、守れるように。
おでんっつーのを初めて食った。
今日は彼奴と二人で作ったが、すっげぇ美味く出来た。野菜、ちゃんと洗ったぜ。
食ったのは三人。
彼奴が笑ってたから、嬉しかった。
あったけぇ、うめぇ。
わすれねぇように。このまま。
忘れじの行く末までは難ければ
今日を限りの命ともがな。
今日はオソロイが増えた。
最初の頃はむんってしてた彼奴が、今じゃよく笑ってる。嬉しいぜ。
そんな彼奴が、最近一緒に飯を食うのが増えたからって、俺等全員分の皿を持ってきた。
よく分かんねぇけど、ほわほわして、目が熱かった。
それから、最近気付いたことだ。
彼奴等、いつの間にかタダイマとオカエリに変わってた。嬉しいからよ、俺もでけぇ声で言うぜ、オカエリって。
だけど本当は、ちょっと慣れねぇ。
ほわほわしっぱなしでゆるっゆるになるからな。
けど、嫌いじゃねぇ。むしろ好きだ。
この先も、オカエリって言う。待ってんぜ。
やっぱり巣に篭って良かったと思う。
彼奴がどうしようもねぇくらいに心臓が寒くなったとき。それがただ話すだけじゃ埋めらんねぇとき。
手を伸ばす相手が俺達で良かったと思う。
少しずつお前が手を伸ばしてくれるようになって嬉しいぜ。
絶対に掴んでやる、んで離さねぇ。
俺等がちゃんと守るからな。
いい加減早く顔出せ、ばァか。
俺も彼奴も、顔出すの待ってんぜ。
アリガトウ。
だいすきだぜ。
嫌で嫌で仕方ねぇ弱味噌の俺の話を、彼奴は大事な人に関する大事な話っつったんだ。
簡単に言ってのける彼奴は、やっぱりすげぇ。
春だからか、分かんねぇけど。
彼奴になら知って貰いてぇって思うようになったり、うっかり口を割っちまったり。
嬉しかった。助かった。
そっか、で終わらせてくれたのが、本当に。
勇気出して話した時の、あの視線が嫌いだった。
分かった気になって、中途半端に気遣ってくる視線も。
でも彼奴は、いつも通りの目で頷くだけだった。
お前はお前だって言ってくれた。
強い親分には変わりねぇって。
お前に出会えて本当に良かったぜ。
大事にしねぇとな。
いつもあんがと、大好きだぜ。
……、
桜、咲くぞ。