こんにちは、真昼間からこんにちは。
今目の前の一枚の紙に頭を捻らせ悩んでいる途中で、その合間に斯うして一つの文と言いますか、置き手紙を書かせて頂いています。
この手紙の内容としては、未だ見ぬ将来愛おしくて堪らないと想える貴方に会いたいというもの。ああ、貴方と表記しましたが、特定の人ではなく今この手紙を見ている貴方方に対して。私のこの手紙を見て話してみたいと思える方、私を愛したいと思う方、もし居たのなら返事が欲しい。まあ所謂恋人募集というものです。
先ずはこんな風に毎日文通の様に会話するのも良し、お互いの都合を見て会うのも良し。お互いに一目惚れという事は決して無い事では無いと思うけれど、多い訳でも無い。だから最初は友人から。
然し此処で欠点が二つ、私は人を愛する事が苦手だ。そして信じる事も。過去に人を愛した事が無い訳では無い、勿論恋人だっていた。けれど徐々に愛を感じなくなり愛されても信じれず、愛す事も難しくなった。だから君に愛を教えて欲しい、愛されて愛す事の幸せを貴方と感じたい。信じて信じられる事の喜びを与えたい。私は一度愛してしまうとそれはそれは重く人並みを容易に超えた愛を注いでしまう。嫉妬や独占は勿論、過度な束縛も監視もする。だから一応の為だが、背後恋愛が出来ないだとか、愛はそこまで重くない人は辞めた方がいいだろう。…まあ、そこまで愛せるかどうかは分からないし、私自身も魅力がある訳じゃあない。それに背後では日々多忙な生活をしていて毎日頻繁に文を返せる訳でもない、然しだからと言って貴方との縁を適当に扱っている訳事ではないし寧ろその逆。折角の貴方との縁、ゆっくりと丁寧に大切に紡いでいきたい。
………と、済まない。ここまで長く書くつもりは無かった。しかも何か重要な事を何点か書き忘れた気さえする。…ううん、まあいいか。何か質問があれば文を残していてくれ。気付き次第返させてもらうから、幾らでも受け付ける。逆に誰にも見向きされない文になったのなら大人しく屑籠に捨ててしまうだけ。
それでは、貴方との末永い縁を願って。