あ、ようこそ我が館へ、歓迎するよ。
またお客さんが増えて嬉しいな、君は招待状や張り紙に興味を持って足を運んでくれたのかな?
それとも落っこちてしまったかな…?それなら悪いことをしたね、是非館で休んでいってほしい
軽く館についての説明みたいなのが書いてある紙をお渡しするね
「来てくださったお客さんへ。
まずは我が館へ来て頂いた事に感謝するよ、ありがとう。
ここは妖達や様々なお客さんの為の館です。
広めの館だから迷う前に何か分からない事があれば聞いてね。
我が館ながらここのロビーはとても広くて綺麗な所だから大勢で交流するなら最適だと思うよ。
この館には人の子は来られない様になっているから安心して寛いで。
荒らし・又はそういう風な行動は控えて欲しいな、楽しくやっていけたら良いな
館の部品が壊れたり招待状や張り紙のお手伝いをして貰う時があるかもしれない、許してね
この館は大きなThe・洋館みたいな作りになっているから夜は少し不気味かもしれないけど妖なら大丈夫だよね、怖くても館の中はホテルみたいな造りだし。落ち着いた雰囲気に仕立て上がっているから居心地は良いと思う
後は…必要であれば追々追加しようと思う。
基本お部屋で雑談等してるから良ければ来てね。」
招待状等についても話そうか。
まだ少ししか用意出来てないんだけどこれは特殊な素材を使っているから人の子には見えないんだ、それを利用してあらゆる所に貼り付けようと思ってる。それと一緒に鏡の様なもので出来た鍵や指輪みたいな小さな輪が付いている、その輪を持って鍵を水面や濡らした鏡に投げ入れると館の外に繋がる。
これを手に取って来てくれた子ならもう方法は分かるね。
あ、案外簡単だけど、出方は色々だから気を付けてね。中には自力でここへ来れる子もいるみたいだけど。
君が館に来る気が無く偶然来てしまったなら鍵と輪を渡さないとだね、また来てくれるだろう?
(見なくても大丈夫な記述&自己紹介)
館理職狗の狗神について
・辺りに響く音で意識が覚めて見渡すとそこは真っ暗闇な空間だった。何処からか聞こえてくる音…先程初めてこの世界に足を踏み入れた自分が分かるはずもないのに聞き取れた言葉。
自分は人では無くあっちは人の子、存在や言葉やある程度の知識は教えて貰わなくてももう理解出来ていた。
・人は小さい犬の置物の様な器を狗神として認識し箪笥等に入れている。自分が居た真っ暗闇な所はその中だったらしい、試行錯誤して外に出た。自分の事は人の子には見えていないらしい、赤子を大事そうに抱っこしている様子をここ最近毎日見ている。この御方が自分の主人なのだろうか。
・器から出なくても外を見る事が出来る、ここには行き止まりが無い、器の中はある程度自分の好きな様に操作出来るという事が分かった。ご主人様の両親にも狗神が憑いて居た話した事は無いけれどとても此方側からは声は掛けられない。
・怖いが良い方だなとも思った。自分も人の子に取り憑く気は無いが、あったとしてもあれを前にして食べる事は出来ない。それと、少し幼い身体だったのがある日いつもより視線が高くなった様な気がした。
・妖に比べ人の子は成長が早い。ご主人様はもう成人で、ここを出て遠くに行くらしい。器は持って行って頂けるそうだ、安心した。もうここに居るのもあと少し…こっそりアイスを一つ食べてもバレないだろうか。
・あの狗神様と初めて会話した。今迄で一番緊張した、胃が痛かった。
犬ではなく最初から狗神として存在して居たのは狗神を持つ家としては当たり前らしい。
犬から狗神になるのは昔の儀式の話で現代ではやらない。一度飼い慣らせば後は子が血を譲り受けて行くから。此方側も知識やら何やらを受け継ぐらしい。この他にも沢山話したけれど書ききれないから一つだけ
それよりアイスの事がバレていなくて良かった。
・後は…なんやかんやあって、館を創ってみた。ずっと話し相手やお友達が欲しかったから、器の中で一緒懸命練習してそこからあの不思議な空間に1から創り出すのは大変だった。けれど念願の館が完成した、お客さんが来るのが楽しみだ。
・ここは特に目を通さなくてもいいけど次にプロフィールを書くからこれは是非目を通して見て欲しいな。