何ってお風呂一緒に入るだけでしょ?
何考えてるの?中也のえっち
(動揺する彼にそう言っては自分の体を守るように胸の前で手を交差させて)
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何ってお風呂一緒に入るだけでしょ?
何考えてるの?中也のえっち
(動揺する彼にそう言っては自分の体を守るように胸の前で手を交差させて)
...んなこと言うなら1人で入ってこいよ莫ー迦!
(つい向きになって反射的にそう声を上げる)
そう、じゃあ入ってくるけど
後で入るって言っても遅いからね
(彼の言葉にムスッとしながらそう言ってはお風呂場に向かい)
別に全然構いやしねェし、
わーったわーった
(彼を見送ってからと言うもの少しの口惜しさを感じるが適当にテレビでも点けてみて)
……中也の莫迦…
("一緒に入りたかったな"なんて考えながら服を脱いではお風呂に入って)
...居ないよな
(先刻まで何でも無い風を装って見つめていた画面の電源を消し、
その扉が閉じられたのを確認すれば無意識に息を潜めてかけられている彼の黒外套を手に取る)
はぁ…上がったから次中也ね
(少しして下着とズボンだけ履いて上は裸のままでお風呂から上がって来てはタオルで髪を拭きながらそう声をかけて)
げっ...嗚呼、つか手前服ちゃんと着ろよ
風邪引くぞ
(其れを抱いたまま小さく吸い込んだ息には彼の匂いが混じっているような気がした。扉が開く音がすれば
流石に早いのか驚きながらそう返事をして風体について適当な指摘を述べながらそれとなく手に取った外套を隠す)
だって暑いんだもん………何持ってるの?
(服を着ろと言われては嫌そうにして、ふと彼のが隠したものを見て首を傾げ)
冬だぞ、暑いわけあるか。...あ?何でもねェよ
(首を傾げた彼を見つめ、後ろ手に持った其れがバレてしまわないか危惧しながら弁解を)
………それ僕の…?
(不意に彼の後ろを覗きこめばじーっとそれを見て)
...なっ!違ェよ阿呆!俺はもう行ってくっから!
(彼に其れが見られて仕舞えばみるみるうちに頬に紅が差す。反射的に長椅子の上に放り投げて着替えを引っ掴めば弾かれたように風呂場まで)
ちょっと投げないでよ…もう
(自分の外套を放り投げられては少し呆れるものの何となく何をしようとしていたか分かり嬉しそうにしながらそれをハンガーにかけて)
あ"ー...
(扉を閉めてから其れに背をつけて深くため息をつくと
冷めやらない体温に苛立ちを覚える。あとのことは後のことで考えようと割り切れば早々に湯船に浸かっている)
中也の服どうしよう…
(外套を掛け終えてはクローゼットから部屋着を取り出し着てふと彼の服をどうしようか悩み)
流石にもう言い訳は効かねェよな...あ、
(ため息を吐けばタオルを手に持った所でここが彼の部屋だったことに気付くと)
中也のサイズ……これしかないけどいいか
(昔森さんに貰ったもこもこした女の子用のパジャマをクローゼットの奥から引っ張り出してはお風呂場に向かい)
ちゅーやー、服これでいい?
(お風呂場のドアを開けてはパジャマを渡して)
げ、ノックぐらいしろよ莫迦!
...っ、若しかして其れ着ろってんのか...
(急に開けられた扉に慌てて浴槽に戻れば、まじまじと彼が持ってきた服を見る)
何?別にいいでしょ同じ男なんだし…
中也サイズの服これしかなくて、僕のじゃ大きいでしょ?
あっこれ僕の趣味じゃなくて森さんの趣味だからね
(驚く彼を見れば呆れたように見て、自分が手に持っている服をじーっと見て)
そりゃあそうだけどよ... ...
あ?首領...何となくそんな気がしてたがな
(呆れ顔をする彼にそうぶつぶつと呟けばとりあえずと受け取る)
そう、昔森さんに渡されたけどそのままクローゼットの奥に封印してたやつ
僕がこんなの着るわけないのに懲りないよねほんと
(呆れたようにその服を見てはそれを渡された時のことを思い出し嫌そうにして)
封印してたんなら封印したまんまにしてろよ...
...おい
(嫌そうに思い出を語る彼を取り敢えず何処かへ行けと促す)
はいはい、全く中也は女の子なの?
(どこかへ行くよう促されてはそう言いながら出ていき)
んなわきゃねェだろ、
誰だって嫌だとか思わねェかこんなん
(体を十分に拭いた後に出て行ったことを確認してゆっくりと扉を開ける)
………
(出ていったフリをして脱衣所のドアの前で彼が浴室から出てくるのを待ち)
!...何してやがるこの変態ッ!!
(扉を開けた所で待ち伏せでもしていたのか、そんな彼と目が合うと一瞬だけぴくりと固まる
が、反射的にまたドアを閉めれば乱暴にそう言い放って)
んっ…ふ…あっはははは!何焦ってるの!
(彼の反応に一瞬だけ笑いを堪えるものの我慢できずにけらけらと大笑いして)
いいから黙れ!あと笑うな!!
(扉越しに大きな笑い声が聞こえると顔から火が出そうな思いで)
っ…んふふっ…はーぁ、じゃあ僕戻ってるね~
(彼の面白い反応にそう言ってはまだ笑いながら満足そうにリビングに戻り)
クソが...
(悔し気に悪態をつけば今度はいないだろうなと警戒しつつも着替えに出て、いただけない種類の服を不本意ながらも身につければ)
あの服…似合うだろうな…
(ソファーに座りそう呟いてはあの服を着た彼を想像しては少し微笑み)
...(できればその目に触れたくないと思いながら扉を開ける)
あっ中也おかえりー、どう?暖かいで…しょ……
(扉が開いた音がすればそちらを向き彼の姿を見てはピシッと固まってしまい)
...暖かいことは暖かいけどよ...ん?
(あからさまに不服そうな表情をあらわにしながら袖についたフリルを手の中でいじっていたが彼の反応に一様に首を傾げて)
そう、よく似合ってるよ…
(口元を手で隠してはぷいっと顔を逸らし震える声でそう言って)
...っ、手前本気で覚えてろよ...
(彼が震える声でそう言ったのを聞けば軽く舌打ちをして殴りかかるのを抑えながら)
なんで?それを僕に渡したのは森さんだ、怒るなら森さんに怒りなよ
(怒っている彼の声聞けばその彼に背を向けてはそう言って)
首領もそうだが手前も手前で悪趣味だよ...何でよりによってこれなんだ
(招かれた身にも関わらずそんな疑問を投げ掛ければ長椅子の背に腕を組んでもたれかかる)
それしか中也の着れるものないから
(平然とした声でそう言うものの絶対に彼の方は見ず)
こんなんなら手前の借りた方がまだマシだな...
おい、いい加減面白がってっと殺すぞ
(まだ納得していないような台詞を吐けば頑なに自分の方を見ようとしない彼にそう声をかけてみるがどうやらそれとは違うようにも見える)
やだよ中也の匂いが移る
そっちも見たくない、見たら笑うから
(そう言えばソファーから立ち上がって彼から離れて)
あ"ー...そうかよ。
じゃあ俺はもう寝てるか
(このまま笑われるのも、其れとなく避けられるのも心外と受け取ったようで早々に寝台に足を運べば)
ちょっと家主差し置いて何ベッド使おうとしてるの、君は床で寝なよ
(ベッドに向かっている後ろ姿をちらりと見ればそう言って)
厭だよ手前より俺のが先だ。
大体一緒に寝てたしもう何方でも一緒だろ
(適当な言い訳をつらつらと並べれば彼の静止などお構いなしという様子で一足早くそこに寝転んでいる)
今の君とは嫌だ、ねぇ退いてよ布団敷くからさぁ
(ゆっくりとベッドに近付いてはそう言ってぺちぺちと軽く叩き)
厭だっつってんだろ。
...どうしてもってんならせめてそれ貸せ
(訝しそうな声を上げればむくりと起き上がって置かれた長椅子を指差す)
はぁ?布団敷くって、あんなとこで寝たら寝相の悪い君の事だから落ちるよ
(彼の指さす方向を見ればそう言って起き上がった彼から顔を背け)
落ちねェよ。んな心配もいらねェし...
...つか、何でそんなに見たくねェんだよ
(首を傾げれば少し彼を揶揄ってやろうとでも思い立って、目を背けたのをいいことにその顔に両手を添えて一思いに此方を向かせてみる)
っ…!ちょっと何するの莫迦!
(彼の姿をしっかりと見てしまえば想像以上の可愛い姿に顔を真っ赤にして両手で顔を隠し)
何って...っはは、面白いんじゃなかったのかよ?真っ赤だぞ
...ンー、やっぱあっちでは寝ないことにする
(顔を真っ赤にして両手で覆ってしまった彼が面白いのかその様子を軽く笑えば何時もの仕返しを名目に益々そこから動こうとしない)
五月蝿い!御主人の言うこと聞きなよ駄犬!
(彼を退かせようとするものの触れることすら出来ず近くで騒ぐだけで)
あ?そっちこそあんま喚くなよ、夜だぞ
おら、来たらいいじゃねェか
(近くで騒ぎ立てる声に口ではそう言いつつもその手を一方的に取っては此方に引き上げようとするその口元には弧を描いて)
っ…蛞蝓のくせに生意気!
(手を取られてはびくりと体を震わせそう怒るものよの大人しくベッドに入って)
はいはい、あんま鳴くと手前の方を駄犬って呼ぶぞ?
(相変わらず騒ぐ彼に余裕そうな笑みを含んでそう云ってやれば大人しく入った彼を見れば自分も隣に潜り込む)
ほんっと最悪…中也と添い寝なんてほんと嫌
(隣に潜る彼に背を向けてはぶつぶつと文句を言って)
まぁそう云ってやるなよ
手前も素直じゃねェな...この前は嬉しそうにしてたってのに
(背を向けて文句を呟く彼へ宥めるようにそう言いながら徐に手を伸ばして緩く抱きしめて仕舞うと)
っ…!ほんっとに嫌…
(抱きしめられてはびくりと体を震わせて小さくそう呟くものの振り払おうとはせずちらりと見える耳も赤くなり)
ン?...くく、そうか
あとよ、いい加減真面目にこっち見て呉れてもいいんじゃねェの
(いつになく分かり易い反応に笑みを零しつつ嫌という言葉に眉を下げてそこについては言及もしない癖に少し悲しげな声を演出)
やだ、早く寝なよ
(彼の悲しそうな声を聞いては少し心が揺らぐもののこんな顔見せたくない気持ちが勝りそう言って)
つれねェな...其れとも俺の格好の所為か?
首領の趣味とか言ってたが、手前も手前で良い趣味してんな
(結局向いてくれなかった彼に小さく息をつけば戦略を変えて今度は耳元で低く喋ってやる)
っ…!そうだよ!似合いすぎて見れない、もういいでしょ
(耳を手で隠してはヤケになってそう言い頭まで布団を被ってしまい)
はは、悪かったって
(頭まで布団を被った其れを見て軽く叩けば少し揶揄いすぎたかなと思い直して)
……はぁ…こんな事なら僕の服渡しておけばよかった…
(もぞもぞと布団に潜っていき動き彼のお腹に顔を埋めればぎゅっと抱きついてそう呟き)
渡したのは手前だ、真逆俺が女の子に見えたなんて事はねェだろうな
(口ではそう云いつつも自分に抱きついてくる彼の背をゆっくりと撫でて遣りながら)
違う、中也は中也でしょ
さすがに小さくても女の子には見えないよ
(お腹に顔を埋めたままもふもふしたパジャマに擦り寄っては気持ちよさそうにして)
へぇ...手前にしちゃ珍しいこと云うな。だが小さいっつうのは明言してやるなよ
あと、潜ったままだと窒息すんぞ
(心なしか嬉しそうな表情を携えて布団を彼の首元まで下げてやる)
ん……これ割と気持ちいいね
(彼のお腹に埋めていた顔を少し上にあげては上目遣いで彼の顔を見てそう言って)
ま...首領の事だし生地はいいんだろうな...
(上目遣いに此方を見上げる彼に適当な言葉を残せば形容し難い愛らしさを感じてその後の言葉に詰まる)
ふふ…僕に着せようとしたのは気持ち悪いけど森さんもなかなかやるね
(満足そうに笑ってはまた顔を埋めて擦り寄り、相当気に入ったのか離れることはせず)
俺は首領が手前にこれを着せようとしたことに驚いてるよ...
ま、何となく察しはついていたが
(自分も同じようなものを渡された記憶があることを思い出す。
暖かいのか感触がいいのか、そこから動こうとしない彼の頭を撫でて前髪を上げてやると額にそっと唇を寄せる)
ほんと気持ち悪い…
こんなの着る人の気が知れないね
(髪を撫でられては気持ちよさそうに目を瞑りそう言っては少し顔を動かし軽く口付けて)
着せる人の気持ちも知れねェな
(同意する様な言葉を口にすれば彼の口付けに少しばかり、嬉しそうに微笑む)
...潜ったはいいが未だ眠れねェな、手前はどうだ?
無理、寝れない
(彼の言葉にそう返しては何度も軽いキスをして)
ふ、俺もだ
(いつになく甘えたその仕草に一つ返事でそう返せば撫でる手をするりと後頭部まで持って行きそのまま抱き込むようにして)
ん…中也は暖かいね、さすがちびっ子子供体温だ
(抱きしめられればそう言いながらもまたすりすりと擦り寄って)
年は手前と変わんねェよ、俺がそうなら手前もそうだろ
(言葉とは裏腹に擦り寄ってくる彼を寝かしつけるような手つきでその背中を撫でてやりながら)
歳は一緒でも君は小さいからね…
それに僕は…君より……体温低い…
(彼の手と心音に安心してかだんだんとうとうとして言い終わる頃には気持ちよさそうに寝息を立てて)
だからほとんど変わんねェよ
嗚呼、いい具合に冷たくて気持ちいいぞ?
(返事をしないうちに寝息をたて始めた彼も、こうやってみればかなり子供に見える。自分もそろそろ寝なければと思えば、
その背に手を添えたまま徐に目を伏せる)
んん……ちゅうや…
(気持ちよさそうに眠り寝言で彼の名前を呼んでは少し微笑んで)
...んだよ寝言か、心臓に悪ィ
(声に一瞬と目が覚めるも、まだ目を瞑ったままの様子に安堵し微睡みながら本音と文句は夢の中)
ん……なにこれ……
(翌朝目が覚めれば寝ぼけながら目の前のもふもふしたものを見ればぼーっとして)
ん"...るせェ、
(此方は不意に動いた彼に起こされたのか寝惚けたまま曖昧な返事をするもまた幼気な寝息を立てて動く予兆すら見せない)
……なんだ中也か…
(少し理解するまで時間がかかったものの彼だと気付けばぎゅっと抱きついてまた目を瞑り)
...ン?
(薄目を開けてまた瞑る、と映った景色に違和感を抱いてまたそれを見る。
未だあの服のままの事に少しの焦燥を覚え着替えようと思い立てば己に抱きついたまま穏やかに眠る彼を起こさぬように慎重に動く)
んん…ちゅーや…もっと寝てようよ…
(腕の中の彼が動いたことに気付けば寝ぼけながらもそう言って抱いていた腕に力を込めて)
う、手前...昼にでも起きる心算か?
いいから起きろ
(力が込められて固定された身体に着替えにいくことを断念すれば寝覚めの悪い彼のことを軽く叩き)
やぁだ…中也も寝よ…だめ…?
(叩いてくる手を止めて何度も軽く口付けてはそう言って少ししゅんとしながら彼を見て)
っ、あ"ー...少しだけだぞ、
(不意に見せた普段はあまり見せない表情と舌足らずな言葉に一際大きく心臓が跳ねた様に思えて、
根負けしたように戻ればするりとその蓬髪を撫でた手で此方もまたゆるく抱きしめてやると休日ならではの二度寝を堪能)
ん…ありがと
(また彼に顔を埋めては"やっぱり中也はちょろいな"なんて考え少しにやけ二度寝をして)
...おい、今俺のこと莫迦にしたろ
(少しにやけた彼に目を伏せたままそう問いただせば)
えー?そんなことしてないよ?
(彼の問いに白々しくそう返しては口付けて誤魔化し)
...まぁいい、今は何も云わないでいてやる
(自分でもわかるくらいにはぐらかされた事を気付いてはいるが
徐に頬に手を伸ばし目線を交えれば敢えて何も言わずにいる事を宣言)
…中也お腹空いた
(じーっと彼と見つめ合っていると盛大にお腹の音が鳴りそう言って)
あ?また俺が作んのかよ...材料もほぼ無ェし、一寸待ってろ
(悪態を吐きつつ少し部屋を出て然るべき材料を選べばついでに着替えも済ませた所でまた戻ってくる。
今日は彼にも手伝いをさせようとその腕をいささか乱暴ながらに引っ張って)
えー…もしかして僕もやるの?
(腕を引っ張られれば何となく察して嫌そうに顔を顰めるものの大人しくついて行き)
当たり前だろ、手前だけ何にもしねェってのもな。
んじゃこれ、適当に切っとけ
(大人しくついてくる彼を厨房に立たせれば取り出した人参と甘藍をまな板の上に置けばご丁寧に包丁まで取り出しておいて、
自分はといえば手際よく豚肉を処理し麺の袋を開けて説明書きにちらりと目を遣っている)
適当にって…まぁなんでもいいか…
(包丁を使うどころか持ったこともないため握り方もおかしく切り方もよく分からないためとりあえずナイフのように使って渡されたものを切っていき)
んじゃ其れ...っておいっ、危ねえだろ。
真逆手前持ち方から知らねェのか...?
(危なっかしい手つきで食材を切る彼に注意し不揃いに切られたそれを一先ず回収すれば彼の手を持って正しい持ち方に持ち直させてやる)
だって料理なんてしたことないんだもん………あっ
(正しい持ち方を教わればその持ち方で野菜を切っていっていたものの慣れないことをしていたせいか野菜を持っていた手の存在を忘れてそのまま指ごと切ってしまい)
最低限の知識は持ってろよ...あっ、ほら云わんこっちゃねェ
(かなり深めの切り傷ができた痛々しいその手をやっていた作業をも中断して
手早く水道で洗ってしまうと奥から救急箱を取り出して)
これぐらい平気だよ、別に痛くもないし…
(血が溢れてくる指をじーっと見ながらそう言って痛みに慣れているため本当に痛みはなくただ血が出てる程度にしか思えず)
あ?料理に血が入ってて良いわけあるかよ
(傷口からまだ溢れる血液を拭き取って少し収まった頃に絆創膏を貼る。
言葉とは裏腹に一連の動作は丁寧に施されたものであり、処置するために使った道具を片す)
僕の血が中也の体の中に入ったらずっと一緒に居られるじゃないか、だめなの?
(彼の言葉を聞けばきょとんとしながらそう言って)
俺が云ったのは美味く無くなるっつう事で...つか凄ェ考え方だな
(あくまでも当然のようにそう語る彼に一度自分の意見を述べた所で苦笑まじりに後を続ければ
自分でもわからないがその執着まがいな行動が嬉しかったりする。
野菜は切っておいてやるとでも言わんばかりに包丁を自分の方に持ってくる)
そう?普通の人はこんなこと考えないのかな…
(自分の考え方がおかしいのかななんて考えながら自分の指をじっと見つめてはそう呟き、包丁を持つ彼を見てはキッチンから出て)
あー...確かに普通の奴は考えねェかもな。手前は特別だからいんだよ別に
そうだ、机拭いとくくらいはできんだろ?
(厨房から出て行った彼を呼び止め布巾を渡せばそう伝えて彼が切ったものも含めて手順通りに炒めていく)
えー…もう…仕方ないなぁ…
(布巾を渡されれば嫌そうに顔を顰めながらもそれを受け取り机を拭き)
ぶつぶつ云ってんじゃねェよ。おら、出来たぞ
(嫌そうにしながらも机を拭く様子を尻目に出来立ての焼きそばを少し広めの皿へそれをよそえば一つを彼の前に、
もう一つをその向かいに置く)
……中也なんで料理出来るの?出来なさそうな見た目してるのに
(椅子に座り彼の作った焼きそばを見てはそう言って彼を見て)
あ?一般常識の範疇だろ、こんくらい俺でも作れる
(不思議そうに問いかけられてもと云った面持ちで今度は自分が不思議そうに首を傾げるといただきますを済ませて)
でも僕教えてもらったけどできなかったよ
洗剤でお米と野菜洗ったら呆れられた
(同じように手を合わせていただ来ますをしてはふと昔首領に料理を教えて貰った時の事を思い出し)
洗剤...手前それ本気で言ってんのか?
駄目に決まってんだろ、そういうのは水洗いでいいんだよ
(話を聞いていればとんでもないことを口走る彼にきっと自分はその時の首領みたいに呆れている)
君までそんな顔する…
洗うって言ったら洗剤って思うでしょ普通
(昔の首領と同じ顔をする彼にムスッとして焼きそばを食べ進めて)
食材に洗剤使おうと思わねェだろ普通
(何やら不服そうな面持ちで食べ進める彼に箸を向けてそう指摘すれば当然と言ってのけ)
でも先に言ってくれても良くない?
水で洗ってねって、言われてたら僕だって水で洗ってるよ
(当時の事を思い出しながらそう言っては拗ねたようにお箸で麺をつついて)
っはは、だから常識って云ったろ?手前は何処かそういうのが欠落してるってかな...
ま、特段支障は出ねェだろ。多分な
(拗ねたような態度を顕にする彼を軽く笑えば一旦箸を皿に置いて希望的観測の決まり文句を語尾に持ってきて)
これじゃ僕中也がいないと生きていけないね
料理も出来ないし掃除もできないし…
(つついていた手を止めては彼の顔を見てそう言ってからまた食べ進めていき)
...悪いが全部肩代わりする心算はねェぞ?
手前にも出来そうなら手伝って貰う
(ふと自分に視線が行くと数秒あけてからその沈黙を破る。少し口に運んでからご馳走様と手を合わせて皿を洗いにまた厨房へ消える)
やだ、めんどくさい、やる気なーい
(彼の言葉を聞けば嫌そうに顔を顰めてはそう言って最後の一口を食べ終え食器を彼に渡して)
手前が嫌でも屹度やらせるからな
(食器を受け取りつつ嫌そうに表情を歪めた彼へ強引な言葉を掛ければ)
えー…中也の鬼…
(彼の言葉を聞いてはムスッとしながらそう言って食器を受け取ったのを見ては自分はソファーに寝転がって)
普通だ普通、一人だけが押し付けられんのは理不尽ってやつだろ
(食器を洗いながら水音にかき消されないように云いつつ終えれば厨房からまた姿を現して)
僕は幹部だから君より仕事沢山あるんだけど?
(ムスッとしながらそう言っては寝転がったまま彼を見上げて)
手前が面倒臭い事押し付けてくっから実質一緒みてェなもんだろ?
(寝転がったまま此方を見上げる彼に一瞥もくれないまま足先が届くか届かないかくらいの距離で腰掛け)
そんなことないでしょ、……多分
……よいしょっと
(そう言っては一度起き上がり彼の膝に頭を乗せて寝転がり)
あ?んなわきゃねェだろ
...おい、何してんだ
(何でもないように膝に頭を置き直す彼にちらりと視線をくれると問いかけはするがどかそうとはしないようで)
何って膝枕だけど?
中也の足硬いね
(何をしているのか聞かれてはきょとんとしながらそう言い下から彼の顔を見つめて)
否、其れは見りゃ判るがな...
勝手にやってきた癖して文句云いやがるのか
(言葉とは裏腹に不思議そうな面持ちで此方を見上げる彼の頭に手を遣り)
ん、でも好きだよ
(少し微笑んでそう言っては彼の手を取り擦り寄って)
...は、
(この手に擦り寄った彼が急に何を言い出すかと思えばたったの二文字に一際心臓が大きく跳ねる。
少し目を見開けばそれとなく視線を逸らして、不意打ちを真正面から食らった気分だ)
あはは、面白い顔してるね中也
(彼の驚いた顔を見てはけらけらと笑いながらそう言って自分野冷えた手を彼の服の中に入れぴとりとお腹に触れ)
っ!...冷てェよ莫迦
(冷たいものが腹に触れて反射的に体がぴくりと跳ねれば
下に視線を戻して襯衣の下から手を入れている彼と目が合うと小さく息をついて上記を告げ)
中也暖かいからカイロに丁度いいよ
(にこにことしながらそう言っては手を離して今度は彼の手を握って)
俺はそうはいかないんだけどな...
(手を握ってくる彼へそう言いつつ互いの指が絡み合うようにまた結び直すと)
でも手は離さないんだね
(くすくすと笑いながらそう言っては指を絡まられた手を口元に持っていき彼の手の甲に口付けて)
五月蝿ェ、手前はいい具合の保冷剤みてェなもんだよ
(笑われたことを心外と言った面持ちで表情を作りはするが手の甲に唇を寄せた彼の後頭部に反対の手を忍ばせ少し起き上がらせると
自分もまた身を屈めて軽くその唇に触れてみる)
ん、何?中也にしては大胆だね
(彼の唇が触れては少し驚くものの顔には出さずくすくすと笑いながらそう言って)
あ?...そう云う気分だったんだろ
(ほとんど衝動に近かったそれに曖昧な言葉を添えつつその前髪を撫で付けながら今更恥ずかしくなったのかそれとなくその視線を遮ってしまう)
へぇ…つまり中也は僕とキスがしたかったんだねぇ
(彼の言葉ににやにやとしながらそう言って彼の手を取りじっと顔を見上げて)
んな訳っ...クソ、手前は黙っとけ!
(にやにやとしながら此方を見上げてくる彼に図星かかあっと顔が赤くなる。
反論の術も無いようでそう言い放つと彼から顔を背けて頬に手を当てその熱を冷まそうとして)
んふふ、かーわいい
(赤くなって顔を逸らしてしまった彼を見てはくすくすと笑いながらそう言って彼の首筋を指でなぞり)
っ!... ...ん、おい...
(視界外からの突然の感触にぴくりと肩を跳ねさせると反射的に頬に添えていた手を口許へ持ってきて
小さいながらもその行為を咎めるような台詞を口にする)
中也って結構感度いいよね、そんなのじゃいつまで経っても色仕事なんて任せられないね
(首筋をなぞっていた手で今度は彼の耳を触りすりすりと撫でながらそう言って)
...あ?...十五歳に、んな仕事任せる莫迦がいっかよ、
(彼の方は見ずに口許に当てた手はそのままで浅い呼吸を繰り返しながら途切れ途切れにそう云ってみせる)
え?私この間したけど…ほらいるじゃん僕らみたいな未成年が好きな人
(彼の反応をじーっと見つめながらそう言っては"森さんが中也に頼まなかった理由わかった気がする"なんて考え)
ん...っ、判ったから、もういいだろ
(さも何でもないように語られる事実に驚いたように僅かに目を見開けば耐えかねたように未だ耳元にある彼の手を払い除け)
中也は絶対受けちゃダメだからね、森さんに頼まれても
(手を払い除けられては大人しく手を離して言い聞かせるようにそう言って)
云われなくても...進んでやるようなもんでもねェし、
でも首領だったら断るもんも断れねェかもな
(一つ息をつけば珍しく言って聞かせるような口調に変わったそんな彼の言葉を今は素直に聞いてやっていれば
黙っていればいいものを尤もな意見として一つ触られたところを軽くさすりながら)
駄目、もししたら嫌いになるしもう二度と中也と口聞かないからね
(彼の顔を両手で挟み無理やりこちらを向かせては口を尖らせそう言って)
ん、...なぁ、冗談だって。...間違っても嫌いにはなるなよ
(ちょっとした悪戯の心算だったらしいがその言葉が本気にも聞こえたようで不安げに瞳を揺らせば何時になく大人しい声音で)
……ほんとにしちゃダメだからね
(自分の"嫌いになる"という一言でしおらしくなってしまった彼を見ては愛おしさが溢れにやけそうになる口元を必死に抑えながらぎゅっと抱きしめて彼の肩に顔を埋めて)
...吐くならもっとマシな嘘にしろよ
(その言葉に嘘はないと何と無く感じ取りつつも自分からも抱擁を返そうとはしないで少し拗ねた様子)
えー?嘘じゃないよぉ
僕に嫌われたくなければ色仕事なんて受けないこと、いい?
(彼の言葉を聞いてはそう言って彼の頬を優しく撫でて)
あ?本気にすんなよっつったのは手前の方じゃねェか
判った、受けねェから
(一つ返事で約束をすれば何時もの調子で言い返しては撫でる手に己の手を重ねる)
んふふ、いい子だねおチビちゃん
(完全にからかう時の声でそう言ってはにやにやと笑いながら彼の頬をむにむにと弄って)
あ?誰がチビだ
...そろそろ風呂入らねェと、もう遅いぞ
(自分の頬を好きにさせてやりながらも悪態をつくことは忘れず。
その後ろに見えた時計を指さしてそう伝えるとその手を自分の頬から引き剥がそうとする)
そうだね、中也お湯貯めてきてー
(同じように時計を見てはそう言って彼から離れて)
ん...まぁそんくらいいいか
(離れた彼を横目に浴槽を洗ってお湯を入れてくるとその足でついでに自室からいつもの寝巻きを取ってくる)
……あー…もういいや
(彼が自分から離れては少しだけ終わらせようと考え机に置いていた書類に目を通していたもののすぐに飽きてしまい途中でやめてしまい)
?...手前、真逆書類の処理しようとしてたのか...?
(飽きて投げ捨てたところを見損ねてその机上だけ見た自分にとっては珍しすぎたのか変なものを見る目で寝巻きを抱えたまま扉のそばに立ち尽くす)
何その顔…僕だってたまにはやるよ
(扉の前に立ち尽くす彼の表情を見てはムスッとしながらそう言って)
...いや、珍しいなァと思ってだな...
あ、先入んぞ
(書類にちらりと目を遣るとやっとその場から動いて脱衣所の扉を開ければ事務机に向き合う彼の背中にそう人声かける)
んー、いってらっしゃーい
(書類を見ながら適当に返事をしては目を通した書類にサインをしていき)
...なんだ、おとなしく待ってたのか
(彼のことだから何かしたちょっかいでもかける心算だろうと危惧していたがタオルを首に巻いた状態で拍子抜けするようにそう言って)
なぁに?イタズラされたかったの?
(彼の言葉を聞いてはからかうようににやにやと笑いながらそう聞き、書類は終わったようでソファーで本を読んでいて)
五月蝿ェ、こういう時にゃ何かしらあんのがオチだからな。警戒しねェ道理が無ェよ
(にやにやと笑いながら問いかけてくる彼に言葉を濁して返答をしつつ本を読むその隣に腰掛けると紙面を少し覗き込む)
またいつものやつか?
そう、ねぇ1番苦しくない自殺ってなんだと思う?
(彼の言葉にこくりと頷き本に目線を向けたままふとそう聞いて)
あ?...あー、知るかんなもん
(少し考え込んだ後にその本を指差せば" そちらの方が詳しいだろ "とでも言わんばかりに)
苦しくない自殺はないんだってさ、なんで死ぬってこんなに難しいのかなぁ…
(パタンと音を立てて本を置いては一瞬遠くを見つめるような暗い瞳になるもののすぐに"僕もお風呂入ってこよーっと"といつも通りの口調でそう言って立ち上がり)
折角の人生を中退しちまうなんざ勿体ねェから?
(ひとりでに風呂へ行こうと思い立った彼を他所目に一瞬見せたその瞳がぼんやりと脳にちらついて)
早く終わらせたい人だっているのにね、神様は意地悪だ
(彼の言葉を聞いては小さな声でぼそりとそう呟いてお風呂場に向かい)
まぁ俺らがどうこう言ったって変わんねェだろうけどな
(独り言のようにそう呟いて長椅子の上で小説を開く)
……上がったよー
(しばらくしてはお風呂から上がり部屋着も着ずに彼のいる部屋に戻り)
ん、おけーり...ってなァ、服着ろっつってんだろ
(ろくに衣服を着ないままこちらへ着てしまった彼に呆れたような視線を送って)
別にいいでしょ、中也だけだし
(呆れた視線をこちに向ける彼を見てはそう言ってそのまま冷蔵庫から水を取り出し飲み)
そう云う問題じゃねェって云ったばっかだぞ、本当頓着ねェよな手前...
(服を着る意思がないと判っては彼の方にあまり視線をやる事なくまた文面に目線を落とす)
中也も同じ男なのにどうしてだめなのさ…
あっもしかして僕の体見たら欲情しちゃうから?中也のえっち
(彼の言葉を聞いてはムスッとするもののすぐににやにやとしながら馬鹿にするようにそう言って)
あ?そうだよ、恋人の裸体なんて日頃から眺めるもんじゃねェしな
(一旦本を閉じれば腕組みをして目を伏せ、あたかも当たり前のようにそういってのける)
えっ…ほんとに変態…
(当たり前のように言う彼を見ては若干引いた表情でそう言い自分の体を守るように抱きしめて)
それが厭だったら大人しく着とくんだな
(あえて否定せずにいることでその癖が治ることを思うような腹を持ち合わせてもいるようではあるがまた腕組みを解いて本を読み進めるのを再開する)
……まぁ初めては中也がいいし別にいいか
(少し考えてはそう呟きふとどこまですれば彼は反応するかと気になりそのまま後ろから抱きついてみて)
...何してやがる
(後ろから抱きつかれたのが判れば小さく息をついた後になんでもない風を装ってそんな台詞を口にして一つ頁をめくる)
えー?どこまでしたら反応するかなーって
(にやにやと笑いながらそう言っては耳に息を吹きかけ)
っ...あのなァ、
楽しんでるとこ悪ィが同じようなことやってんならもう判んじゃねェのか?
(ぴくりとわずかな反応をやっと見せると本を机に置いてその手が届かなくなるかと思って長椅子から腰を上げて)
……中也面白くなーい
(抱きしめていた手から離れられては口を尖らせながらそう言って服を着に寝室に向かい)
俺はおもちゃか何かか?
(つまらなさそうにつぶやかれた言葉にツッコミを入れて寝室に向かったその背中を目で追う)
うん、そうだけど?
(彼の言葉に当たり前のようにそう答えてはわざわざ寝室から部屋着を持ってきて彼の隣で着替えて)
...おい、なんで隣で着替えんだよ
(半分はわかりきっていた様な顔で返答を聞き流せば態々そんなことをする彼にまた視線を投げかける事はなく)
……なんとなく?
(自分でも無意識だったようできょとんとしながらそう言っては首を傾げて)
ふぅん...
(返事をする時に目についた白い肌にまたすぐ目を逸らすけれどたまにちらと後目でそれを捉えて、返事さえ疎かになってしまう)
…そんなに気になるの?
(ちらちらとこちらを見る視線に気付いてはそう言ってにやにやと笑いながら上の服を捲って見せて)
そう云う訳じゃ...っ、莫迦
(慌てた様に捲られた服を元に戻せばちょっと見てみたかった気もするのを抑えて鋭い眼差しをやっと彼に向ける)
あははっ!中也は初心だねぇ
(彼の反応に満足そうにけらけらと笑いそう言ってふと彼が本を読んでいたことを思い出し机に置いている本にちらりと目線をやり)
まるで手前はそうじゃねェみてェな言い回しだな
(満足そうに笑う彼から悪戯だった事を考える。たちの悪い悪戯だと文句を呟いてその視線が先刻まで読んでいた本に注がれていることに気づく)
嗚呼、最近買ったやつだよ。気になるのか?
まぁ僕は慣れてるからね、いや莫迦な中也が読める本なんてどんなだろうなぁと
(すぐに本から彼に目線を移してはそう言って)
云っとくが俺は云うほど莫迦でも無いからな?
(腰に手を当ててそちらを見つめながらまたそう返すとあくびを一つ)
^^
で?何読んでたの?絵本?
(欠伸をする彼を抱きしめてはソファーに座って自分の膝に乗せて)
絵本な訳あるか。
そっちの探偵に貰ったちょっとした推理小説だよ
(何の抵抗も無しに彼の膝に座ったまま本の方をちらりと見て)
中也推理小説なんて読めたんだね…
ついこの間まで任務の報告書も間違えてたのに
(彼の言葉を聞いては心底驚きぱちぱちと瞬きをしてそう言いまた小説を見て)